2024年4月より縁あって当院の院長に就任させていただきました。地域中核病院の腎臓内科・透析医として30余年の期間、西三河地域の慢性腎臓病患者さんの診療に関わってまいりました。この間、残念ながら末期腎不全に至り透析生活を余儀なくされた患者さんや重症合併症のため辛い入院治療を要する透析患者さんの治療、お世話を担当させていただきました。近年透析患者さんも急速に高齢化し要介護患者さんも増加、合併症も多様化重症化してきました。社会背景も家族の核家族化が進み独居老人や老々介護家庭の増加もますます問題となっております。また、広域遠距離からの透析通院の不便もこの地域ならではの難題です。非常に多くの難問に直面し悩み続けてきた経験をもとに、今後は透析療法を通じて当地域透析患者さんの健康・生活の向上に少しでも貢献していきたいと考えております。
仁聖会西尾クリニックは1972年に創立され、以来地域の透析患者さんに「可能な限り常に寄り添う」をモットーに、安心して通院し豊かな生活を送っていただけるよう質の高い血液透析療法を提供してきました。今後も質の高い、心のこもった透析診療、合併症予防・早期発見、栄養管理に努め、患者さんが安心して長期に透析を続けられる豊かな生活を目指して、西尾クリニック医療チームの一員として微力ではありますが努力してまいります。
西尾クリニック院長 玉井宏史
玉井宏史(たまいひろふみ)
略歴
学位
医学博士 名古屋大学(1991年)
所属学会、資格、役職など